噴霧機買取の相場と売却の際の注意点を解説

液体状の農薬や肥料などを撒く際に使用する噴霧機。作る農作物が変われば不要になることもあるでしょう。

もし噴霧機が費用になったら処分をしてしまう前に、買い取りの査定に出してみてはいかがでしょうか。

新しい農機具を購入できるくらいの金額で売れるかもしれません。

噴霧機がどのくらいの価格で売れるのか、買取価格の相場とともに売却する際の注意点を解説します。

噴霧機の買取相場を解説

不要になった噴霧機を手放したい場合、廃棄するよりも買取に出す方が買取代金をもらえてお得です。

では噴霧機はどのくらいの価格で買い取ってもらえるのか、高価買取されやすい噴霧機の特徴とともに解説します。

噴霧機の買取相場は5,000～20,000円程度

噴霧機の中古品買取相場は5,000～20,000円ほど。メーカーや種類などによって買取相場が変わります。

売却予定の噴霧機のメーカーやモデルを、ネットオークションや業者のホームページに掲載されている買取実績などから検索すると、だいたいどのくらいの価格で買い取られているのかわかります。

事前にある程度の買取相場を把握しておけば、金額交渉などに有利です。

買取価格が変わる理由と高価買取されやすい噴霧機の特徴

噴霧機は大きく分けて「手動式」「電動・バッテリー式」「エンジン式」の3種類に分類されます。

種類によって機能が違うので、新品の価格自体に大きな差があります。

中でも高価買取されやすいのは「電動・バッテリー式」と「エンジン式」です。

ただし電動・バッテリー式の噴霧機は、製造から10年が経過していると買い取ってもらえない可能性があるので注意してください。

噴霧機を買い取ってもらえる場所

噴霧機を買い取ってもらえる場所は大きく分けて2つあります。

農機具専門の買取業者とフリマアプリやネットオークションなどの個人取引サイトです。

ほかにも噴霧機を買い取ってもらえる場所はありますが、できるだけ高値で売るなら業者や個人間での取引がおすすめです。

ではそれぞれのメリットとデメリットを解説します。

農機具専門の買取業者のメリット・デメリット

農機具専門の買取業者では、手動のコンパクトなものから大型のトラクターまで、あらゆる種類の農機具の買取に対応しています。

メリット

・噴霧機以外の農機具もいっしょに買い取ってもらえる。 ・出張査定があるから配送の手配が不要。 ・複数の業者で査定額を比較できるので、金額交渉が行える。 ・早ければ即日に買い取ってもらえる。 ・手続きは簡単だが、きちんと契約書を交わすので安心して取引ができる。

デメリット

・農機具専門買取事業者を選ばないと買取が安い

 

基本的には適切な価格で見積もりを出してもらえるうえに、手間も費用もかからずコストパフォーマンス面でも効率的なので、業者に買い取ってもらう方法がもっともおすすめです。

直接販売可能なフリマアプリ・ネットオークションのメリット・デメリット

噴霧機のメーカーやモデルによっては、フリマアプリやネットオークションを使った方が高く売れるケースがあります。

しかしデメリットも多いので、よく比較しながら利用を検討してください。

メリット

・新しい持ち主に引き渡すまでの間を仲介する業者の数も少ないので、仲介にかかる費用を買取価格に上乗せできる。 ・査定に立ち会う時間がない人でも利用できる。 ・業者が買取不可とした噴霧機でも売れるケースがある。

デメリット

・売れるまでは自分自身で保管し続けなければならない。 ・配送の手配などを行う必要がある。 ・写真撮影や商品の詳細を自分で行わなければならない。

 

ちなみにサイズが小さく、比較的取り扱いが簡単な手動式の噴霧機は、個人取引の方が高額で買い取ってもらえる可能性が高いです。

どちらにしても、まずは事前に相場をきちんと調べてから利用しましょう。

 

ちょっとしたポイントを意識するだけで、査定額を上乗せすることができます。

しかし知らずにそのまま売却してしまうと、「もう少し高く売れたのに…」と損をしてしまうことも。

損をしないために、噴霧機を売却する際に意識するべき注意点を解説します。

正確な型番・年式・状態を把握する

噴霧機の買取価格は型番や年式、傷や凹みなどの状態によって大きく左右されるため、査定に出す前に確認しておかなければいけません。

・型番：本体かラベルに記載あり。取扱説明書でも確認可能。
・製造年月日・年式：本体、ラベルなどに記載あり。メーカーのホームページで確認することも可能。不明の場合は購入日がわかる書類で代用。
・状態：本体や部品の傷、凹みの状態を確認。

査定の際に確認されるポイントをあらかじめ自身で確認しておくことで、不当な減額や不誠実な対応への対処ができます。

損をしないためには、自分自身でも噴霧機の現状についてよく理解しておきましょう。

業者だけでなくオークションでの相場も確認しておくこと

業者のホームページには買取実績が公開されているケースがあります。さらにいくらで買い取ったか、細かく価格を記載していることも多いです。

しかし業者の買取相場だけでは損をしてしまうケースがあるので、オークションでの相場も確認することをおすすめします。

なぜならオークションの場合、入札者や落札者が本来の価値を知っていて、あまりよい査定結果が出なかった噴霧機でも高値で落札される可能性があるからです。

より正しい買取相場を把握するためにも、業者だけでなくオークションでの相場も確認しておきましょう。

動作確認と清掃は必ず行うこと

噴霧機は手動やエンジンなど、タイプに限らず時間経過とともに故障してしまう部分があります。

高額買取してもらいやすいタイプやモデルはありますが、できるだけ損をせずに売却するなら、まずは動作確認と清掃を行ってください。

噴霧機は正常に動いた方が高く売れますが、業者によっては動かなくても買い取ってくれるケースがあります。

いずれにしても、査定前に実際に動かしてみて状態を確認しておけば、査定申し込みの際に話がスムーズに進んだり、相場以上の価格が付けられたりする可能性があるので動作確認は重要です。

また買い取った噴霧機は、業者側でもクリーニングを行いますが、できれば査定前に自分自身で掃除をしておくとよい価格を付けてもらえる可能性が高くなります。

例えば同じくらい使い込んで傷が多い噴霧機でも、泥やオイルのベタベタが付いたままよりしっかりピカピカに磨かれた方が手にとってもらいやすく好印象ですよね。

さらに業者側のクリーニングも最低限で済ませることができるので、クリーニングにかかるコストを削減できます。

できるだけ高く損をせずに売却するなら、査定前にしっかり掃除を行ってみてください。

噴霧機の付属品やほかの農機具もまとめて売る

査定をお願いする側は費用がかかりませんが、業者側は出張費や人件費などさまざまなコストがかかります。

業者にかかるコストは中古品を買い取った仕入額のみだと思われがちですが、1回の買い取りにかかるコストは仕入額+査定費用です。

業者側からしてみたら、細かく何度も査定に呼ばれるよりも1度に複数の商品の査定をお願いされた方がコストがかかりません。

コストが浮いた分を買取価格に上乗せすることができ、より取引をスムーズに進められやすくなるので、1度に複数の農機具をまとめて売ることは業者にとっても売り手にとってもメリットが大きいです。

もし噴霧機をより高く買い取ってもらうなら、ノズルパイプやホース、カバーなど付属品もすべて売却することをおすすめします。またほかに不要になった農機具があれば、ぜひいっしょに売却してしまいましょう。

まとめ売りをすればするほど買取価格に還元してもらえるので、ぜひ試してみてください。

農機具専門の買取業者に査定を出してもらう

農機具専門の買取業者に査定をしてもらうメリットは、買取価格の比較や金額交渉ができるだけではありません。

一方的に価値がないものだと決めつけて相場よりも遥かに安く買い叩く業者や、価値に気づかず安値で買い取ってしまう業者もいます。

知らずに売却してしまうと、損をしてしまうのは自分自身です。

自分自身が損をしないためには、必ず農機具専門の買取業者に査定を依頼して、適正な価格で買い取ってもらえるかどうかをよく検討しましょう。

契約書はしっかり確認すること

査定額に納得できたら売買契約を行います。

業者から契約書が渡されますが、サインを入れる前に必ず隅から隅まで内容を確認してください。

なぜなら査定では相場相応の価格を提示していても、さまざまな理由で買取金額を減額しようとする業者がいるからです。

また万が一キャンセルをしなければならなくなった場合、キャンセル料を請求する業者もあるので、自分が不利な立場にならないためにも契約書の確認は必須です。

誠実な対応をしない業者であっても、契約書にはきちんと減額や手数料・キャンセル料などについての記載があります。

もし記載がないのにも関わらず減額や手数料などが発生した場合も、契約書の内容を把握していれば記載されていないことを指摘できます。

損をしないために、契約書を隅から隅まで確認して内容を把握しておきましょう。

噴霧機を高額買取してもらうなら注意点を守って売却すること

噴霧機は種類によっては高額で買い取ってもらえる可能性がある農機具です。

ただし査定時の状態やモデル次第で買取価格が変わるので、どこで売却したらより高く売れるのかよく比較することが大切です。

また査定前に動作確認や清掃をすることも、高価買取につながります。注意点を守れば損をすることを避け、できるだけ高額で売却可能なので、ぜひ参考にしてみてください。