田植機の買取相場と売却の方法を解説|故障している場合の判断基準
2022/01/25
田植機は農機具の中でも大きく保管には十分なスペースが必要で、さらに使用時期も限定的です。
そのため売却するのは難しいのではと思われがちですが、実際のところ田植機は処分費用を上回るほどの価格で売却可能です。
処分費用がかからず買取代金が回収できるので、不要になった田植機は売却することをおすすめします。
では田植機はどのくらいの価格で売却できるのでしょうか?
田植機の買取相場と売却の際の注意点について解説します。
田植機を売却する方法を解説
使わなくなった田植機は放置したり処分に出したりするのではなく、まずは売却を検討してみてください。
売却は処分に費用がかからず、買取代金がもらえるのでコストパフォーマンス面でもおすすめです。
田植機はどこで売ることができるのか、売却する方法について手順とともに解説します。
業者へ売却する方法
もっともスタンダードな売却方法は買取業者へ売ることです。
田植機は数ある農機具の中でも非常に大きな部類に入るので、売却できる場所が限られています。
コンパクトな農機具なら一般的なリサイクルショップのような場所でも買い取ってもらえますが、田植機は専門店でなければ買い取ってもらえません。
農機具の買い取りを専門としている業者なら、田植機の買い取りにも対応しているケースが多いので、まずは業者に査定を依頼するところから始めましょう。
業者へ田植機を売却する手順 |
1.業者のホームページから田植機の査定を依頼する。 2.査定日が決まったら、付属品やいっしょに売りたい農機具など、必要なものを揃えて準備をする。 3.査定日になったら業者に田植機を見てもらう。 4.査定結果に納得がいったら、契約を交わして売却する。 5.田植機の引き取りと同時に、代金を受け取って完了。 |
早ければ査定当日に買取、代金支払いが行われます。業者によって対応が違うのであらかじめ確認しておきましょう。
インターネットを使って個人間で売却する方法
インターネットを利用すれば業者を通すことなく、個人間での売却が可能です。
個人間で売却する方法はフリマアプリかオークションが一般的です。
サイトの性質上、中古の田植機を求めている人が多いのは、フリマアプリよりもオークションの方なので、できればオークションで売却しましょう。
ただし個人間の取引は、相手と直接連絡しあって配送の手配などを行わなければならないので、業者に依頼するよりも手間と時間がかかります。
まずは業者の査定価格とオークションの相場価格を比較してから、出品を検討するとよいでしょう。
個人間で売却する手順 |
1.田植機のメーカーや状態などを確認し、全体と細かな部分がわかる写真を数枚撮影する。 2.準備が整ったらフリマアプリやオークションのアカウントを作成し出品する。 3.売り手が見つかったら連絡を取り合い、配送などについて相談をする。 4.代金をサイト側に支払ってもらったら、手筈通りの方法で田植機を引き渡す。 5.引き渡し完了後にアカウントへの支払いが反映されるので、出金申請を行って完了。 |
買い替え時に下取りに出す方法
新しく田植機を買い替える場合は下取りに出すとスムーズに手続きが進みます。
なおスムーズに進められる一方で金額交渉がしにくく、買い取りよりも安値になってしまうケースが多いので注意してください。
ただし田植機の状態次第では、下取りの方が高額になるケースもあるので、業者の査定価格と比較してから検討することをおすすめします。
なお下取りの手順は業者によって異なるので、あらかじめ流れや手順について問い合わせておくとよいでしょう。
田植機の下取りの手順例 |
1.新しく購入したい田植機を検討して販売店へ行く。 2.気に入った田植機があったら下取りを依頼し、査定の手続きを行う。 3.査定額と新しい田植機の価格を比較し、納得ができたら契約を行う。 4.古い田植機が引き取られたら、差額を支払って新しい田植機を購入して完了。 |
業者によっては新しい田植機の価格から、下取り代金を差し引けない場合があるのでよく確認しておきましょう。なお差し引けない場合は、口座に入金があります。
田植機の買取相場を解説
田植機の買取相場はメーカーによって大きな差がありますが、田植機全体の相場はだいたい50,000~150,000円程度です。
クボタとヤンマーはモデルによっては、500,000~1,000,000円以上の買取価格が付くケースがあります。
ただしどのメーカーであってもサイズが小さい場合や、モデルが古い場合は20,000~50,000円程度で買い取られるケースもあります。
売れないと思っているモデルでも、海外人気があって高く売れるというケースもあるので、まずは査定を申し込むことから始めましょう!
田植機を高く売るためのポイント
田植機をできるだけ高く売るためには、査定前にいくつか準備を行う必要があります。
では田植機を高く売るにはどのような準備が必要なのか、ポイントごとに解説します。
売る前に綺麗に掃除が基本!
田植機は農機具の中でもとくに査定前の掃除が重要です。
田植機は泥の中に入れて動かす農機具なので、とくに下の部分が汚れています。下の部分が泥で汚れたままだと正しく状態を確認できないため、適正な価格で査定してもらえない場合があります。
掃除が大変な農機具ではありますが、正しく状態が確認できず損をしてしまうのは売り手側です。できるだけ相場よりも高く売るのであれば、しっかり掃除をして綺麗な状態で査定に出しましょう。
メンテナンスの履歴を用意する
故障した部分を修理した、パーツを新しいものに変えたなど、定期的にメンテナンスを行っていた田植機は、よい評価につながり高額買取してもらいやすくなります。
なぜなら大切に扱われてきたものほど、長持ちしやすいからです。
もし、メンテナンスを行った際の領収書や明細書があれば、メンテナンス履歴の証明になるので準備しておきましょう。
動かせる程度の燃料を補充する
査定に出す前に動作確認を行うと、よりスムーズに取引が進みます。
もちろん査定の際にも実際に動かして状態を確認するので、正しく評価してもらうためにも動かせる程度の燃料は補充しておきましょう。
故障した田植機は修理しないこと
動作が正常であるに越したことはありませんが、万が一故障している部分が見つかっても、査定前に修理はしないでください。
なぜなら故障の有無で修理代を回収できるほど、査定が大きく変動することはないからです。
状態によっては修理代の方が買取価格よりも高くなることも多いので、査定前の修理は単純にコストパフォーマンスが悪いです。
またほとんどの買取業者では自社で修理部門を設けているので、故障をしていても問題ありません。
もし修理が難しいくらい壊れていたとしても、人気メーカーならパーツだけで売ることができるため、どの業者からも買い取りを拒否されてしまうことはありません。
故障していてもできるだけ高く売るなら、無理に修理はせずそのまま査定に出しましょう。
売却?修理?故障して動かない田植機の処分方法の判断基準
使用している田植機が故障して動かなくなった場合、修理をしてそのまま使い続けるか、それとも売却して新しい田植機に買い替えるかの2通りの選択肢があります。
田植機の状態によっては修理をするよりも売却して買い替えた方が早いケースもあるので、判断を間違ってしまうと非常にコストパフォーマンスが悪くなってしまうかもしれません。
では故障して動かなくなった田植機を売却するか修理するか、処分方法を選択する判断基準について解説します。
使用年数で判断する
もし田植機がまだ新しく修理箇所が少ない場合は、修理よりも買取に出した方がよいでしょう。
田植機は使用年数によって買取価格が変動するので、新しいほど高値で買い取ってもらいやすいです。
そもそも修理費用は故障部分の状態によって変わるので、買取価格が高いうちなら売却した方がお得でしょう。
買取価格と修理費用を比較して判断する
売却するべきか修理するべきか、確実に正しい選択をするのであれば、買取価格と修理費用をよく比較して判断することがおすすめです。
買取価格は査定に出したり、各社の買取実績やネットオークションの落札価格などを参考にしてください。買取価格の相場がある程度わかったら、修理費用を算出して負担が少なく済む方を選びましょう。
たとえば田植機があまりにも劣化が進んでいて、修理費用が高額に膨れ上がってしまう場合は、売却して新しい田植機に買い替えた方がよいです。
しかし古いモデルでも修理費用があまり高額ではない場合は、そのまま修理して使い続けた方がコストパフォーマンスがよくなります。
なるべく負担を減らすのであれば、よく比較して適正な判断をしてください。
すぐに使用する場合は売却する
すぐに田植機が必要な場合は売却をした方がスムーズです。
動かなくなった田植機は、状態によっては修理期間が長くなる可能性があるため、待っている時間がないのであれば故障したまま売却して新しい田植機に買い替えた方がよいでしょう。
まずは、修理業者にどのくらいの期間かかるのか問い合わせ、都合が悪い場合は修理ではなく売却して買い替えましょう。
田植機の買取相場はメーカーごとに大きな差がある
田植機の買取相場は状態やモデルだけでなく、メーカーごとに大きな差があります。概ね50,000~150,000円程度ではありますが、場合によっては相場の何倍もの価格で買い取ってもらえるケースもあります。
もし故障して動かなくなった場合も買い取ってくれる業者はたくさんあるので、まずは査定に出すことから始めるとよいでしょう。
なお田植機の状態によっては修理した方がコストパフォーマンスがよい場合もあるので、使い続ける予定があるなら、修理か売却かどちらが費用面で負担が少ないかよく比較・検討してください。