井関コンバインの型式別の価格表と中古での相場を解説
2022/02/13
コンバインは多くのメーカーから販売されていますが、井関はとくにラインナップが豊富で用途や規模に合わせてピッタリのモデルが選べるメーカーです。
そしてなにより、井関のコンバインは中古になると価格がぐっと安くなるので、比較的手が出しやすいです。
規模や環境に合わせてコンバインを選ぶなら、ぜひ井関のコンバインを探してみてください!
ラインナップが豊富な井関のコンバインの価格表と、中古相場を解説します。
型式別井関のコンバイン価格表
井関はとにかくコンバインの種類が豊富です。
低価格モデルからハイエンドモデルまで、多数のラインナップが揃う井関のコンバインの価格表をご紹介します。
井関自脱型コンバインの価格表
まずは井関が力を入れている自脱型コンバインの価格表です。
型式 | 条数 | 馬力 | 価格(円) |
HFR338GZVRLW | 3 | 38 | 5,783,000 |
HFR338GZARLW | 3 | 38 | 6,036,000 |
HFR338GZSATRLW | 3 | 38 | 6,163,000 |
HFR440GZVRLW | 4 | 40 | 6,131,000 |
HFR440GZARLW | 4 | 40 | 6,384,000 |
HFR440GZSATRLW | 4 | 40 | 6,511,000 |
HFG325GZVDW | 3 | 25 | 4,582,000 |
HFG325GZVHW | 3 | 25 | 4,647,000 |
HFC325GZKRHWC | 3 | 25 | 4,280,000 |
HFC325GZATRHWC | 3 | 25 | 4,420,000 |
HFC331GZKRHWC | 3 | 31 | 5,110,000 |
HFC331GZATRHWC | 3 | 31 | 5,240,000 |
HFC435GZKRHWC | 4 | 35 | 5,500,000 |
HFC435GZATRHWC | 4 | 35 | 5,690,000 |
HFR450GZRLW | 4 | 50 | 6,600,000 |
HFR450GZARLW | 4 | 50 | 7,140,000 |
HFR450GZAPLW | 4 | 50 | 7,410,000 |
HFR450GZCAPLW | 4 | 50 | 8,310,000 |
HFR463GZARLW | 4 | 63 | 7,140,000 |
HFR463GZAPLW | 4 | 63 | 7,410,000 |
HFR463GZCAPLW | 4 | 63 | 8,310,000 |
HX463GRLW | 4 | 63 | 7,600,000 |
HFR575GZARLW | 5 | 74 | 9,900,000 |
HFR575GZCARLW | 5 | 74 | 10,900,000 |
HFR575GZAPLW | 5 | 74 | 10,400,000 |
HFR575GZCAPLW | 5 | 74 | 11,400,000 |
HX575GRLW | 5 | 74 | 8,900,000 |
HX575GCRLW | 5 | 74 | 9,900,000 |
HJ4075GZAPLW | 4 | 74 | 9,600,000 |
HJ4075GZCAPLW | 4 | 74 | 10,850,000 |
HJ5098GZAPLW | 5 | 97 | 11,800,000 |
HJ5098GZCAPLW | 5 | 97 | 13,150,000 |
HJ6098GZAPLW | 6 | 97 | 12,550,000 |
HJ6098GZCAPLW | 6 | 97 | 13,900,000 |
HJ6098GZCSPLW | 6 | 97 | 14,450,000 |
HJ6123GZAPLW | 6 | 123 | 13,750,000 |
HJ6123GZCAPLW | 6 | 123 | 15,100,000 |
HJ6123GZCSPLW | 6 | 123 | 15,650,000 |
井関の自脱型コンバインは50年以上の歴史があるため、ラインナップがとにかく豊富です。
つねに農家のためを思って使いやすさを求めているので、今後も日本の農業を支えるであろう素晴らしいモデルが登場し続けるでしょう。
汎用型コンバインの価格表
次に井関の普通型(汎用型)コンバインの価格表です。
型式 | 仮幅(mm) | 馬力 | 価格(円) |
HC403RSW | 1520 | 40 | 6,150,000 |
HC403GRSW | 1520 | 40 | 6,950,000 |
HC403GCRSW | 1520 | 40 | 7,850,000 |
HC403GZCRSW | 1520 | 40 | 8,000,000 |
HC650CRS | 1700 | 63 | 10,530,000 |
井関は自脱型コンバインに力を入れているため。普通型コンバインの種類は少ないです。
しかし自脱型と同じく井関のカラーであるブルーを採用しており、こだわりが感じられる性能なので自脱型より劣っていることはありません。
普通型コンバインを導入する際はぜひ、井関のコンバインも検討してみてください。
井関コンバインの中古相場を解説
井関の中古コンバインの価格相場はおよそ30~80万円です。
比較的新しいモデルや状態のよいものは200~300万円ほどですが、井関の中古コンバインの多くが30~80万円で購入できます。
中古品の価格は新品の3割程度と言われていますが、井関のコンバインは多くが3割にも満たない価格で販売されているケースが多いです。
実際に100万円以上よりも30万円以下で購入できるコンバインが多いので、相場はもっと低い可能性があります。
中古コンバインの価格が低い理由は、井関はコンバインのラインナップが豊富で、古いモデルの出品が多いからでしょう。
ちなみに井関は1966年からコンバインを製造・販売しているのでほかのメーカーと比較しても、コンバインのラインナップは多いです。
ラインナップが多いほど需要が分散されるので、中古コンバインの価格相場が低下の3割以下になってしまうのでしょう。
井関の具体的な中古価格例と相場
モデル | 中古価格(円) |
HJ6120GZCAPLW | 3,025,000 |
ZKHWCHFC325G | 2,750,000 |
HFG435GVDW | 1,100,000 |
HF323G | 850,000 |
HFG435GZVDW | 715,000 |
HC300 | 600,000 |
HF323GZVDW | 550,000 |
HC300GCR | 492,800 |
HV220GAWC | 390,000 |
HVA316GZKWC | 363,000 |
HVG320GZKWC | 250,000 |
違いはココ!井関コンバインの特徴とは
農機具を製造するメーカーの多くがコンバインを販売していますが、性能などはメーカーによって個性があります。
ほかのメーカーとどう違うのか、井関のコンバインの特徴について解説します。
自脱型コンバインを作ったメーカーだからラインナップが豊富
1962年ごろに海外製の普通型コンバインが初めて日本に導入されました。
しかしジャポニカ米は普通型コンバインとは相性が悪かったため、日本の稲作に適した新しいコンバインが求められるように。
そして1966年に井関が日本初の自脱型コンバインを発表しました。自脱型コンバインは水分量が多いジャポニカ米でも、ロスや損傷を抑えて効率的にしっかり収穫することができます。
さらに海外製のコンバインは大きくて重いですが、日本の稲作に適した自脱型コンバインは軽量でコンパクトな車体に。
井関が自脱型コンバインの開発に成功したことを皮切りに、日本国内で自脱型コンバインが普及しました。
そのため井関は自脱型コンバインのパイオニアなので、ほかのメーカーと比較するとラインナップが豊富です。
ちなみにほかのメーカーではほぼ取り扱っていない7条刈りモデルもあるので、大きくてパワーが欲しいけど海外製ほど高い性能を求めていない人はぜひ、井関のコンバインを検討するとよいでしょう。
シンプルで初心者でも使いやすい
井関は「農家に喜ばれるコンバインをつくろう」という想いで、世界初の自脱型コンバインを開発しました。
今も変わることなく想いが受け継がれています。
多機能で高価格な製品もありますが、農家のためを思って開発されているので、シンプルで低価格なラインナップが多いです。
そしてシンプルだからこそ機械に慣れていない初心者でも使いやすいモデルが多く、日本だけでなく海外でも高い評価を得ています。
井関のコンバインおすすめ人気モデル
井関のコンバインはシリーズごとに大きな特徴があります。
ではどのようなコンバインが人気なのでしょうか?
ラインナップが豊富な井関のコンバインの中でも、とくにおすすめの人気モデルをご紹介します。
井関JapanHJシリーズ
自脱型コンバインの最高峰を目指したハイエンドモデルです。
精度や耐久性、効率性がどのシリーズよりも上回っているので、長く使い続けたい人やより効率的に作業をしたい人におすすめです。
小回りが効いて軽やかな旋回ができるアイタッチを導入し、こぎ胴を大きく長くして効率をアップしました。
そして盗難防止機能と稼働情報管理機能が付いた「ISEKIリモート」を搭載しているので、より作業の効率化が可能に。
ハイエンドモデルなので価格は高めですが、効率性と耐久性を重視するなら取り入れたいコンバインです。
井関フロンティアHFCシリーズ
世界初の自脱型コンバイン「HD50」の後継機種として生まれたシリーズです。
レバー操作だけで簡単に刈り取り準備が行えるので、コンバインに慣れていない初心者にとくにおすすめです。
さらに車体水平制御が付いているので、安定しない場所でも快適に刈り取り作業を行えます。
井関フロンティアファイターシリーズ
コンパクトで精度や効率が高いモデルとして販売されたシリーズです。
エンジン負荷や回転などをコントロールでき、ロスの軽減が可能な「IQ脱穀制御搭」を搭載。
さらに舟形のクローラにすることで、農場を荒らさず均等に刈り取れる作りになっています。旋回もしやすく車体振動も少ないので、ストレスの少ない作業が可能です。
またアイタッチに加えて、旋回力を農場の条件や自分の好みに合わせて調節できる機能が搭載されているので、使いやすさを追求したい人におすすめです。
井関のコンバインはラインナップが豊富で中古相場は低め
井関は自脱型コンバインのパイオニアであるため、ラインナップが豊富です。シンプルで低価格が特徴と言われていますが、高性能なハイエンドモデルも登場しています。
しかしラインナップが豊富だからこそ需要が分散され、古いモデルの出品も多くなっているため、中古価格は全体的に低めです。
できるだけ安く高性能なコンバインを探したい場合は、井関の中古コンバインを検討してみてください。
井関のコンバインは日本の農家のことを第一に考えて作られているので、中古価格が低くても価格以上の性能を発揮してくれるでしょう。