芋掘り機の買取相場をメーカー別に解説|査定前にするべきこと
2022/05/18
芋掘りの収穫に役立つ「芋掘り機(掘取機)」ですが、農機具の大手メーカーはあまり力を入れていない農機具です。
芋以外の収穫機は販売していても、芋専用の収穫機を販売していないメーカーもあります。そのため芋掘り機は大手メーカー以外のものでも、意外と高値で売却できるケースも多いです。
芋掘り機の買取相場をメーカー別に紹介するとともに、査定前にするべきことについて解説します。
芋掘り機のメーカー別買取相場
芋掘り機はさまざまなメーカーから販売されていますが、同じスペックの芋掘り機でも、メーカーによって買取価格が異なります。
どのメーカーがどれくらいの価格で買い取ってもらえるのか、芋掘り機のメーカー別買取相場について解説します。
「上田農機(ウエダ)」の芋掘り機の買取相場は3万〜10万円程度
「上田農機」は長野県にある農機具メーカーです。歩行型・トラクター型の農機具を開発しており、さまざまなタイプの芋掘り機を取り扱っています。
販売店と協力しながら開発しているため、実際に利用する農家さんの要望に寄り添った芋掘り機が多いです。そのためこんにゃく芋用、じゃがいも用、さつまいも・里芋用など、芋の種類に合わせた芋掘り機が販売されています。
上田農機の芋掘り機の買取相場は、歩行型で30,000~50,000円程度、トラクター型で50,000~100,000円程度です。
「ニプロ」の芋掘り機の買取相場は5万〜15万円程度
芋掘り機メーカーの中でも、中古の出回りが多いのが「ニプロ」です。出回っている数が多い分、高値がつく可能性が期待できます。
ニプロの芋掘り機はオールマイティーに活用できるタイプから、収穫物に合わせて使用するタイプまでさまざま。作業効率を重視した設計で、大幅な作業経験が可能です。
ニプロの芋掘り機の買取相場は、50,000~150,000円程度ですが、高い場合だと200,000円以上で取引されるケースもあります。
「ヤンマー」の芋掘り機買取相場は2万〜10万円程度
「ヤンマー」は国内でも人気の高い農機具メーカーですが、芋掘り機のラインナップは少ないです。
さまざまな収穫機を開発しているものの、芋掘り機の現行モデルはありません。ただし「ばれいしょ(じゃがいも)」の茎と葉を処理して収穫しやすくする「ばれいしょ茎葉処理機HB10」を販売しています。
なお過去には芋掘り機のシリーズとして「いも類収穫機ポテカルゴシリーズ」や、トラクター用の芋掘り機などを販売していました。
ヤンマーの芋掘り機の買取相場は、20,000~100,000円程度です。高性能なモデルの場合は120,000~200,000円程度で取引されています。
芋掘り機をできるだけ高値で買取してもらう方法とは
芋掘り機できるだけ高値で買い取ってもらうならば、「売却する方法」が重要です。
芋掘り機を売却する方法とともに、高値で売却するためのポイントを解説します。
芋掘り機を売却する方法は主に4パターンある
芋掘り機を売却する方法は主に、以下の4パターンがあります。
1. 農機具買取専門業者:農機具の専門家が適正な価格で買い取ってくれる
2. ネットオークション:希望額以上の価格がつく可能性がある
3. フリマアプリ・サイト:希望額で売却できる
4. 下取り:買い替え時に新品購入先の業者や農協(JA)などで可能
リサイクルショップなどでも売却できますが、できるだけ適正な価値がわかる人に見てもらえる場所で売ったほうが高値がつきやすいです。
高値で売却するなら「農機具専門の買取業者」へ査定に出すのがおすすめ
もっとも高値で売却するならば、農機具専門の買取業者へ査定に出しましょう。
ネットオークションやフリマアプリならば、自分の希望額で売却できる可能性が高いです。
しかし業者を挟まない個人間での取引のため、非常に手間がかかり、配送の手配や梱包なども自分自身で行う必要があります。場合によっては希望額以上で売却できたとしても、最終的な利益が相場以下になってしまうことも・・・。
そのため無駄な手間や費用をかけず、適正な価格で買い取ってくれる農機具専門の買取業者へ査定に出したほうが、効率がよく高値で売却できる可能性が高いです。
芋掘り機を買取査定に出す前にするべきことを解説
芋掘り機を買取査定に出すならば、できるだけ取引をスムーズに、そして高値で売却するための準備を行いましょう。
買取査定に出す前にするべきことを解説します。
買取業者を比較・検討する
買取業者ならどこに査定を依頼してもいいわけではありません。
まずは業者のホームページで、芋掘り機の買取実績や口コミを確認し、適正な査定を行ってくれるのか確認しましょう。
きちんと確認したうえで、複数の業者に査定を依頼し、査定額の比較をしてください。
芋掘り機のメーカーや型番を把握する
正確な性能を把握してもらうために、自分自身で芋掘り機のメーカーや型番を予め確認しておきましょう。
査定を依頼する際に必要になる情報のため、領収書や取扱説明書、本体などから確認してください。
芋掘り機が正常に動くか確認をする
査定を依頼する前に、芋掘り機が正常に動くか確認しましょう。長く使われていたり、長期間動かしていなかったりする場合、バッテリー切れになっている可能性があります。
もし正常に動かない、バッテリー切れの可能性がある場合は、予め買取業者に伝えておくと対応したバッテリーを持ってきてもらえます。
バッテリーを入れて正常に動けば、適正価格で買い取ってもらえますし、動かない場合も買取拒否されることはほとんどありません。
芋掘り機の付属品をすべて揃える
取扱説明書やバッテリー、アタッチメントなど購入時の付属品や買い足したオプション品がある場合はすべて揃えておきましょう。
すべて揃えて査定に出せば、評価がアップして高値がつきやすくなります。
芋掘り機のメンテナンス履歴などがわかるものを揃える
メンテナンス履歴は芋掘り機が大切に扱われてきた証拠になります。
また、メンテナンスを行えばその分長く使えるため、高値で売却できる可能性が高くなります。そのため領収書や、メンテナンス時に渡された書類などがあればきちんと揃えておきましょう。
芋掘り機の汚れなどを落として綺麗にする
汚れている芋掘り機よりも綺麗な芋掘り機の方が、評価が高くなります。
芋掘り機は土や泥などで汚れやすい農機具なので、査定前にきちんと汚れを落として綺麗にしておきましょう。
綺麗にしていたほうが、傷の有無や劣化具合、型番なども把握しやすくなります。正確な状態を確認しやすくするためにも、査定前の掃除は必ず行いましょう。
必要に応じて芋掘り機の修理やメンテナンスを行う
もしも芋掘り機が故障していた場合は、必要に応じて修理やメンテナンスを行ってください。
たとえば「動きが悪い場合は潤滑油をさす」、「部品がずれている場合はネジをしめる」などです。
故障具合によっては買取価格よりも高くなるケースもあるため、無理に修理・メンテナンスを行う必要はありません。
たとえ故障している状態であっても、芋掘り機自体の価値がなくなるわけではありません。そのため修理・メンテナンスは、あまり費用をかけずにできるところだけで良いです。
動作確認ができるスペースを用意する
査定を行う際は、動作確認を行います。少し手を加えるだけで動く可能性もあるため、たとえ故障していることを伝えていても動作確認を行うことがほとんどです。
スムーズな取引を行うために、芋掘り機を動かせるスペースを用意しておきましょう。
芋掘り機を高値で売却するならば査定前の準備を忘れないこと
芋掘り機の買取価格は安くて20,000~50,000円、高くて100,000円前後です。
少しでも高値で売却するならば、査定前に付属品を揃えたり、綺麗に掃除をしたりなどの準備を行いましょう。
きちんと準備を行うことで、査定評価のアップにつながります。
査定に出す業者が決まっていなくても、売却を決めた時点で、いつでも売れるように芋掘り機を整えておくと良いでしょう。