除雪機の買取までの流れと買取相場を解説|処分する前に
2022/01/25
除雪機は雪が降る季節にしか使わない農機具なので、引っ越しなどさまざまな理由で不要になることがあるでしょう。
不要になった除雪機はそのまま放置するのではなく、買取に出して費用をかけずに効率よく処分することをおすすめします。
除雪機はどのように売却するのか、処分する前に知っておきたい除雪機の買取までの流れと相場を解説します。
使わなくなった除雪機は処分する前に買取に出すべき
冬が終わると出番が少なくなる除雪機。
使わなくなったらそのまま処分してしまうケースが多いですが、除雪機は意外と需要が高い農機具なので、買取に出すことをおすすめします。
使わなくなった除雪機を買取に出すべき理由を解説します。
中古の除雪機は意外と需要がある
最近では比較的安価な除雪機も増えており、自治体によっては補助金を出しているところもあるため、除雪機が購入しやすくなっています。
地域によっては一家に一台除雪機を持っていることもあるほど、除雪機自体の需要が高くなっています。
しかし除雪機は降雪のある冬にしか使用しないので、1年のうちほとんどは倉庫などで保管しておく場合が多いです。
使用頻度が少ないという理由で、高価な新品よりもお手頃な中古品を購入したいと考える人が多いため、買い手が付きやすいです。
処分は費用がかかるが買取ならマイナスにならない
不要になった除雪機を手放す際、買い取ってもらう以外に専門の業者に処分してもらう方法があります。
除雪機を処分する場合、面倒な手続きを行ったうえで所定の場所まで持っていかなければいけないことが多いです。
さらに処分してもらうには費用がかかってしまいます。
しかし買取に出せば処分費用がかからないうえに、査定で出た金額が手もとに入るので、金銭面でマイナスになることはありません。
除雪機の買取相場を解説
中古の除雪機を買い取ってもらう際に気になるのが、買取価格についてです。
では除雪機の買取実績とともに、中古買取相場について解説します。
査定で確認されるポイントとは
除雪機の買取で査定の際に確認されるポイントは以下の通りです。
・タイプ
・メーカー
・機種
・年式
・馬力
・査定時の状態
どの業者に依頼しても基本的に査定で確認されるポイントは同じですが、評価される部分が異なるので、同じものでも業者によって査定結果が大きく変わるケースも多いです。
除雪機の買取相場
除雪機の買取価格は除雪機の状態やモデル、地域などさまざまな要因によって変化しますが、30,000~80,000円くらいで買い取ってもらえるケースが多いです。
もちろん10,000円程度になる場合や、100,000円以上で買い取ってもらえることもあります。
まったく同じ除雪機でもまったく同じ買取価格が出るわけではないので、まずは査定に出してみましょう。
除雪機を買取に出す流れを解説
除雪機を買取に出す際の手順は、たったの3ステップです。
1.除雪機の状態確認
2.買取業者に問い合わせ
3.査定・買取
なお売却方法や業者によって多少異なる部分がありますが、基本的には同じような流れで売却できます。
1. 除雪機の状態確認
除雪機を査定に出す前に、まずは状態確認を行いましょう。
・メーカー、年式、型番
・正常に動作するか
・外部、内部のサビや汚れ
・修理履歴がわかる書類
・故障箇所
細部まできちんと状態を確認しておくことで、問い合わせ時により正確な情報が伝えられるので、査定をスムーズに依頼することができます。
2. 買取業者に問い合わせ
まずはホームページの問い合わせフォームや、電話などで除雪機の買取を行っている業者に無料査定を依頼しましょう。
ネット上だけで査定が完了する業者もありますが、できれば実物を確認してもらえる出張査定を依頼してください。なお出張費や各種手数料がかかるケースがあるので、必ず完全無料か、費用がかかるのか確認しておきましょう。
なお出張査定のスピードは業者によって異なるので、必ず予定を確認して依頼を出して下さい。
3. 査定・買取
買取業者の方に除雪機の状態など確認してもらったら、査定額が決定します。
査定額に納得できたらその場で売却を行い、買取代金を受け取りましょう。
なお業者によって査定が出るまで時間がかかるケースや、買取代金の受け取り方法が選べるケースがあるので、予め問い合わせておくと取引がスムーズに進みます。
除雪機を高価買取してもらうためにやるべきこと
除雪機の買取価格は査定時の状態が反映されます。そのため、査定前にしっかり準備をしておくことで、希望以上の価格で買い取ってもらえる可能性が高くなります。
除雪機を高価買取してもらうためにやるべきことについて解説します。
動作確認をする
中古の除雪機を買取査定に出すうえで重要なポイントは「正常に動作するか」です。
エンジンがかからなかったり、除雪部が正常に動かなかったりした場合は、買取価格が著しく低くなる可能性があります。中には故障している除雪機は、買取すらしてもらえないケースもあるので注意してください。
小さな変形や破損でも査定価格がかなり下がってしまう場合があるので、正常に動く場合でも部品の変形や破損までしっかりと確認しましょう。
長期間使用していない除雪機の場合は、とくに念入りな動作確認と部品の状態チェックを行いましょう。
汚れがあったら綺麗に落とす
除雪機の見た目も高価買取につながる重要なポイントです。汚れは隅々まで確認し、できるだけ綺麗な状態にしておきましょう。
動作や使用感はそのままでも、汚れをきちんと落とすだけで査定額が変わるので、しっかり綺麗に掃除しておくことをおすすめします。
できれば頑固な汚れやサビも、しっかり落として磨いておくと高価買取してもらいやすくなります。
付属品やオプション品などもいっしょにまとめて出す
除雪機を買取に出すと決めたら、もともとあった付属品や付け足したオプション品もいっしょにまとめて査定に出しましょう。
除雪機を手放すことで不要になるような、カバーや延長コードなどのちょっとした付属品でもOKです。
付属品が揃っていると、査定額がアップするケースがあります。除雪機といっしょに使えるものなら、査定で評価してもらえる可能性があるので、眠っている付属品がないかきちんと確認しておくとよいでしょう。
ガソリンは抜いて保管する
除雪機をできるだけ高く売るなら、使わない時期はガソリンを抜いておきましょう。
ガソリンが入ったまま放置すると、ガソリンの酸化とともに除雪機の劣化が早くなります。エンジンに悪影響を及ぼして故障の原因になることもあるので注意してください。
また、査定に出す前も、ガゾリンが残っていると評価が下がる可能性があるので、しっかり抜いておきましょう。またタンク内に残ったガソリンもしっかり拭き取った方が、評価が高くなる可能性が期待できます。
売却する時期は雪が降る前がおすすめ
意外と盲点なのが、売却する時期によって査定額が変わる可能性があることです。
除雪機を使用するのは降雪の多い冬のみなので、本格的に雪が振り始める前の9~11月に売却するのがおすすめです。
なお雪が溶けたあとの春~夏は、買取価格が低くなる傾向があるので、除雪機は需要が高くなる前に売却しましょう。
修理した場所や不具合は正直に伝える
除雪機を修理したり、部品を追加したりなどメンテナンスを行った場合は、査定に出す際にどこをどのようにメンテナンスしたか伝えましょう。
修理をすればその分長く使えるので、買取価格アップが期待できます。とくにエンジンや可動部分など、重要な場所が修理・アップグレードされていると高く評価してもらえます。
また見えない部分に大きな傷や破損がある、購入当初より振動が激しいなどの不具合が生じている場合も、正直に伝えた方が査定額アップにつながります。
やはり価値相応の適切な価格を付けるためには、査定士自身が除雪機の状態を正確に知る必要があるため、修理部分も不具合もすべてきちんと伝えましょう。
なお保証期間が残っていれば、さらに買取価格がアップする可能性があるので、保証書の確認も忘れないようにしてください。
査定は農機具専門買取業者への依頼が鉄則
幅広い商品を取り扱う買取業者であっても専門性や販路、販売ノウハウ、対応できる範囲などが異なります。
そのため同じ除雪機でも業者によって査定額に差が出ることも。
できるだけ高く除雪機を買い取ってもらうなら、農機具専門の買取業者に依頼しましょう。
ネット販売を行っている業者を選ぶ
極端な例ですが、沖縄県に引っ越しをしてネット販売を行っておらず、店舗が県内にしかない業者に除雪機の買取を依頼しても高く買い取ってもらえる可能性が低いです。
なぜなら雪が降らない地域では、除雪機の需要がないため、なかなか売れないからです。
雪国なら地域密着型の買取業者に買い取ってもらっても、需要があるので高く売れるかもしれません。しかし雪が降らない地域で買い取ってもらう場合は、全国に店舗がある、もしくはネット販売を行っている業者を選びましょう。
除雪機は地域によって需要に差がある農機具なので、業者の規模や地域にも注意してみてください。
除雪機を手放すなら農機具でっくの中古買取がおすすめ!
除雪機を手放すなら処分に出すのではなく、中古買取に出すことをおすすめします。
なぜなら処分するには費用がかかってしまう一方で、中古買取なら費用がかからないうえに買取代金を手にすることができるからです。
さらに、しっかりメンテナンスを行っていれば、希望以上の金額で買い取ってもらえる可能性があります。
故障していても買い取ってくれる業者もあるので、まずは無料査定だけでも試してみてはいかがでしょうか。